現代社会では、多くの人々が慢性的な肩こりに悩んでいる方は多く、長時間にわたるデスクワーク、スマートフォンの頻繁な利用、日々のストレスが重なり合い肩こりを引き起こしています。また、肩こりが日常生活に影響が出ることも少なくありません。
肩や首の張り感、凝りといった感覚。時には痛みを伴い、場合によっては背中や腕、指に痺れが出ることもあります。また、頭痛や吐き気を伴うこともあります。
肩こりの原因は主に
1.姿勢の悪さ
特に長時間のデスクワークやスマートフォンの使用など、生活スタイルでは姿勢の悪さが肩こりの主な原因となります。前かがみの姿勢を続けることで、首や肩周りの筋肉が緊張し、血行が悪化します。このような姿勢は、肩こりだけではなく、首や背中の痛みにもつながることが多いです。
2.ストレス
精神的なストレスも肩こりの大きな要因です。ストレスを感じると体は緊張状態になりやすく、筋肉が硬直します。また、ストレスによる自律神経の乱れも血流を悪化させ、肩こりの症状を悪化させる原因となります。
3.運動不足
運動不足も肩こりの一因です。デスクワークや座り仕事が続くと、肩周りの筋肉が使われなくなり、筋肉の柔軟性が低下します。運動不足により血流が悪くなることで、肩こりが慢性化するリスクが高まります。
肩こりを解消、改善するためには日常生活の中で自己ケアを取り入れることも大切です
1.姿勢を改善する
正しい姿勢を維持することで、肩こりの予防が可能です。デスクワークの際は、椅子に深く腰掛けて背筋を伸ばし、目線をモニターの高さに合わせる。また、スマートフォンを使用する際も、顔を下に向けず目の高さにすることが大切です。姿勢を改善するだけでも、肩の負担が軽減されます。
2.ストレッチや軽い運動を取り入れる
肩こりを感じたら、肩や首のストレッチを行い筋肉の緊張をほぐすことが大切です。肩を前後に回したり、首をゆっくり左右に動かしたりすることで血流が改善されます。また、肩甲骨周りの筋肉をストレッチしてほぐしてあげることも大切です。

肩こり改善といえば、マッサージというイメージがあります。肩の筋肉の血行を良くすることで今ある症状を軽減することはできます。また、肩の周囲の筋肉を緩めることも、神経・血行の改善に重要です。
整形外科では、鎮痛薬・注射による治療などがあり、理学療法士による肩や首の筋肉を強化するエクササイズやストレッチ指導を行っています。
また、温熱療法・電気治療などの物理療法などがあり痛みの緩和や筋肉の緊張を和らげる治療も行っています。
慢性的な肩こりが長期間続く場合、自己ケアを行っても改善が見られない。また、日常生活に支障をきたす症状の場合は整形外科での診断・治療を検討することが大切です。何かお困りの際は、当院医師やリハビリスタッフにぜひご相談ください。
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